源泉徴収義務違反

個人事業主の請求書に源泉徴収税額が記載されていることは稀です。屋号が入っていたりすると、法人なのか個人なのか迷うこともあります。個人事業主の場合、本当は源泉徴収税額を記載した請求書を発行する必要があります。記載していないと源泉徴収しない金額が振り込まれるのではないか、なんてセコイことを考えておられるのではないと思いますが、徴収しなければならない方にとっては計算もしないといけないので大変です。源泉徴収しないとどうなるか。

源泉徴収を怠った場合、正当な理由があると認められる場合を除いて、納付税額の他に不納付加算税として、納付税額の10%が罰金的な意味合いとして課されます。ただし税務署からの通知を受ける前に自主的に納付した場合は5%になります。さらに、納付が遅れた日数に応じて延滞税が課されます。不納付加算税、延滞税ともに損金不算入です。

昔はよく「源泉徴収税を差引かないで」との頼む方もいましたが、こういった罰則が支払う側に課せられるということを知らなかったのでしょうね。