スラスラと言えたら最高

高千穂大学人間科学部 小向敦子教授のお話しはとても面白い。シニア期を対象にしたテーマで、3回ほどお聞きした講演はどれも示唆に富んでいて、かつ面白い。口調はいたって普通なのに、それがまた笑いのツボを刺激してくるんですね。一番最初に聞いた時にはこんな面白い方がいるのだと非常に驚きました。最初は2009年の4月18日に『「笑い」と「泣き」に恵まれて ~シニア期の過ごし方の一考案~』というお話でした。小向先生の話は直接聞かないとその面白さは伝わらないと思います。でも、以下のような内容を訥々と話されたら、誰だって笑います。

「ゆく金の流れは絶えずして
しかも元の金にあらず。
懐に入るうたかたは、
かつ消えかつ飛び出でて
久しくとどまりたる例えなし。
世の中にある名声と女と、
またかくのごとし。」

元ネタはご存知ですよね。
「ゆく河の流れは絶えずして
しかも元の水にあらず。
淀みにうかぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたる例なし。
世の中にある人と栖と、
またかくのごとし。」

「イジメにも負けず
仲間はずれにも負けず
恐喝にも集団の暴行にも
負けぬ 丈夫な体を持ち
諦めはなく 決して自殺せず
いつもしずかに
生きてゐる」

こちらは誰でもご存知のはず。
「雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも
負けぬ 丈夫な体を持ち
欲はなく 決して怒らず
いつもしずかに
笑ってゐる」

また、次のような都都逸も使い方次第で笑わせることが出来るようです。ちょっと高等テクニックになるかもしれませんが。

恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす
嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理がいい
熱い熱いと言われた仲も三月せぬ内に秋が来る
信州信濃の新そばよりも わたしゃお前の傍が良い