笑いのコージ苑

NPO法人健康笑い塾の中井宏次氏は、薬屋きく蔵という芸名をお持ちの薬剤師で、とても講演がお上手な方です。初めてお話しをお聞きしたのは、2009年6月20日の第152回研究会でした。テーマは「笑いのコージ苑 ~笑いのツボ 教えます~」で、私にとっては盛りだくさんの内容で、いっぱいメモした記憶があります。以下、ちょっと長くなりますが、頭を柔らかくするツボばかり、参考まで掲載しておこうと思います。

・水は液体 空気は気体 氷は?

冷たい

こうした子供向けに使われるナゾナゾは、大人にも有効ではないでしょうか。

・おならをしない機械はなーに せんプー機
・誰にも見えないのに太いとか綺麗とか言われるのはなーに 声
・お尻の穴から入る建物はなーに 学校 校門
・一つしか持っていないのに二つ持っていると言われるものはなーに 荷物

・とても にている くりは? そっくり ぱくり
・自分でつくったり 誰かがつくってくれたりする くりは? 手作り やりくり
・驚くと 出てくる くりは? びっくり しゃっくり
・お金が貯まる くりは? へそくり やりくり
・お酒を入れる くりは? とっくり
・いねむりをすると出てくる くりは? こっくり
・ひっくひっくと胸や喉がなってとまらないくりは? しゃっくり
・熱い時や気合いを入れる時に腕でするくりは? 腕まくり
・白や灰色の土を固めて柱などに使われるくりは? コンクリ
・恋人同士のくりは? しっくり

以前掲載した内容と重複しますが、川柳は笑いの必須ネタですね。

・申し出が 受理されたのは 辞表だけ
・連れ込むな 私は急に 泊まれない
・プロポーズ あの日にかえって 断りたい
・耐えてきた そういう妻に 耐えてきた
・「ごはんよ」と 呼ばれていけば タマだった
・行き先を 告げずに出掛ける ネコと妻
・ケンカして わかった妻の 記憶力
・定年後 犬もいやがる 五度目の散歩

さらに都都逸になると、使う場とタイミングが難しいですが、口ずさんで覚えておくと重宝します。

・別れ話を言い出す先に 口を封じる赤い唇(くち)
・惚れさせ上手なあなたのくせに あきらめさせるの下手な方
・君は吉野の千本桜 色香よけれど きが多い
・わたしゃお前に火事場のまとい ふられながらも熱くなる
・一人で笑ろうて暮らすより 二人で涙で暮らしたい
・酒に酔うまで男と女 トラになるころオスとメス
・傘の骨ほど男はあれどひろげてさすのは主(ぬし)一人

起源は江戸時代ともいわれる「○○なのに××とはこれいかに」という形式を無理問答といいます。1本でもにんじん、2足でもサンダル、3艘でもヨットと似ている言葉遊びですが、これも使い処が難しいですが、とても面白いです。

・一人でも仙人とはこれ如何に 一本でも線香と言うがごとし
・一本でも人参とはこれ如何に 一羽でもにわとりと言うがごとし
・一人でも後妻とはこれ如何に 五人でも人妻と言うがごとし
・首があっても首切りとはこれ如何に 足があっても足切りと言うがごとし
・買っても瓜とはこれ如何に 売っても貝と言うがごとし
・東に居ても妻君とはこれ如何に 西にいても父ちゃんと言うがごとし
・イカを買ってもタコついたとはこれ如何に タコを買ってもイカほどと言うがごとし
・金庫を開けて金がなく「しまった」とはこれ如何に 金庫を閉めて手を挟み「あ、痛た」と言うがごとし

浪花のしゃれ言葉、これも以前紹介しましたが、商売人としての教養にしたいものです。

・やもめの行水 勝手にゆうとれ
・金槌の川流れ 頭が上がらん
・煮すぎたうどん 箸にも棒にもかからん
・夏のハマグリ 見(身)くさって、買い(貝)くさらん
・便所の火事 やけくそ
・乞食のしらみ 口で殺す
・女房のキチガイ 妻乱(つまらん)
・牛のおいど もーのしり
・京の細工 金に細かい
・ウサギの逆立ち 耳が痛い
・一円玉 それ以上くずしようがない
・夏場の火鉢 おバンも手を出さない
・風呂屋の釜 湯(ゆう)だけ

綾小路きみまろさんの話は誰にでも使えるネタですね。特に「あれから40年」ネタは、利用価値が高いようです。

・「何もいらない あなたさえいればいい」あれから40年「何でも欲しい あなたは要らない」
・若い頃は恋に落ちた あれから40年 溝に落ちるようになりました
・昔は女房に心を奪われました あれから40年 今では財布も奪われます
・若い頃は歯を食いしばって頑張りました あれから40年 食いしばる歯がありません
・若い頃は羽目を外しました あれから40年 今では入れ歯が外れます
・若い頃男性によく声を掛けられました あれから40年 今ではお巡りさんに声を掛けられます
・昔はよく男性からお茶に誘われました あれから40年 今は新興宗教に誘われます
・昔はよく愚痴をこぼしていました あれから40年 今ではご飯をこぼしています
・新婚時代よく思っていました「この人さえいてくれたら後は何もいらない」 あれから40年 今は「この人さえいなかったら後は何もいらない
・学生時代は道の真ん中を粋がって歩いていました あれから40年 今は道の端を息が上がって歩いています
・男性に突然襲われた時だってありました。あれから40年 襲われるのは、どうき、息切れ、めまいだけ

私もちょっとアレンジして、自虐ネタで作ってみました。
あれから40年 思考力が落ち、記憶力が落ち、髪の毛が落ち、歯が抜け落ち、頬の肉が落ち、お尻の肉が落ち、歩くスピードが落ち、収入も落ち、上がったのは血圧とコレステロール値だけ
「落ち」の部分は、その時の状況で2つ3つ選んで使うようにしています。「あれから40年」ネタ以外にも綾小路きみまろさんの話は使いやすいですね。

・中高年 夢はある 暇もあるけど、気力がない
・あなたもわたしも中高年 まだまだ老け込むには早すぎる でも連れ込むには遅すぎる
・ツヤのない上半身 用のない下半身
・有効期限の切れた亭主 賞味期限の切れた女房
・豊かな教養 溢れる美貌に こぼれる脂肪 取り返しのつかない三段腹

とりあえず、気に入ったネタを使ってみることをおすすめします。失敗しても大丈夫。3分も経たないうちに、みんなの意識は別な話題になっていますから。