地口とことわざ

明治大学法学部教授・評議員で明治大学ことわざ学研究所所長、日本ことわざ文化学会理事でもある山口政信教授は、私の知人と同姓で顔立ちもどことなく似ていらっしゃる方です。山口教授とお話ししたことはないですが、どちらもとても好印象です。2012年10月20日の第192回研究会では「地口と創作地口の笑い ~<もじり>は元句を超えるか~」、2014年4月19日の第210回研究会では「笑いとことわざ ~ことわざに見る穏やかな笑いの探訪~」の講演がありました。どちらかと言えば、「ゆる~モア」といった笑いの視点が、とても良いです。

Wikipediaによると、「地口(じぐち)は、駄洒落の一種と見なすことができる言葉遊びである。発音が似た単語を用いるため、駄洒落よりも創造性に富み、作成するのも比較的容易であり、また、形態も多様化している」とのことです。特に面白かった作品をピックアップ。

おっぱいは成長の元

過労は寝て取れ

監督の目にも涙

ヤバイは気から

ギャグもまた真なり(桂文珍)

宅配はネコである

旅は靴づれ(NECバザールでござーる」

ちり、もつ、あれば鍋となる

乗降時 取り締まりたい オレオレ先

尻もつねれば赤くなる

田中からぼた餅

いざ、キャバクラ

うしろのションベンだーあれ

老人とウニ

笑えて使える「ことわざ」として

腹は立てずに人を立て 人を立てれば蔵が建つ(キャバレー太郎 福富太郎)

子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ

無理難題からノーベル賞

答えあれば努力なし

かつての彼女(今女房)

無理と無茶は何が違う 字が違う

泣く泣くも良い方を取る形見分け

干され続けて味が出る(乾物屋のポスター)