健康概念と笑い

2016年10月15日の第240回研究会は、大学教授の松村誠先生氏による『健康概念の中の笑い』でした。今年は、日程が合わずに出席できない会があり、出席しても個人的な興味範囲とは違っていたりで、掲載ネタが少なくなってしまいました。今回の松村先生(同姓同名で猫や犬のイラストで有名な方がおられますが、まったくの別人です)のお話は、笑えるというよりも別な意味で興味深く拝聴しました。三点ばかり、備忘録を兼ねて掲載しておくことにしました。

健康という概念で出てくる、適切な食事、適度な運動、規則正しい生活。これを実現している職業の人を思い浮かべてくださいというお題です。

意外と難しいですよね。よく出るのはお坊さんらしいですが、意外と食事や運動、睡眠など乱れている方が多いそうです。正解は、囚人と入院患者だそうで、はたして健康な生活と言えるのかどうかちょっと笑ってしまいますね。

驚いたのは、私学共済のデータによると定年70歳で退職後2年の内に亡くなられる先生が多いとの話でした。過度なストレスは体に悪いわけですが、退職というストレスがかなり強烈だとは思いませんでした。家族は友人、親戚といった社会的支援ネットワークを沢山持っている人が長生きするそうなので、あまり仕事一筋の生活は考えものだと改めて思いました。

また、虚血性心疾患が多いことで知られるタイプA行動特性について。几帳面で、せっかち、多忙、人との競争心が強い人に多く見られる特性ですが、金沢医大の修正行動プログラムを教えてもらいました。

・よく笑う
・ゆっくり話す
・時計を使わない
・ゆっくり食べる
・自分の非を認める
・新しい記憶を蘇らせる
・三食をゆっくり楽しむ
・家族へのプレゼントをする
・拳を握ったり、貧乏ゆすりやしかめっ面をしない
・腹が立ったら間をおく
・相手の目をよく見る
・自分の時間を30分取る
・配偶者への愛情表現を怠らない
・追い越し車線に入らない
・銀行やスーパーでは順序良く並ぶ

う~ん、笑う以外、たまにしか出来ていないことが多いです。薬に頼らずに、身に着けたいと思います。